トルコでクーデターが発生した原因は?なぜ失敗したのか?

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世界中を驚かせたトルコのクーデター未遂。

しかし準備不足のためかすぐに鎮圧しました。クーデターは失敗に終わり、騒動は収束の兆しを見せています。

さて、ここで考えたいのはクーデターが発生した原因です。そして、なぜこれほど早く失敗して終わったのか。今回はこの2つに焦点をあてていきたいと思います。

クーデターの原因は?

さて、そもそもどうしてトルコでクーデターが発生したのでしょうか?

クーデターについてよくわからないという方は、日本に置き換えると非常に簡単です。与党内閣に不満が集まり、武器を持って国会に集結したと考えていただくと楽ですかね。軍が関わり、政府転覆を狙ったものがクーデターです。日本では安保デモなどがあり、違いについて悩む人がいるでしょう。

デモ=特定の意思・主張をもった人々 が集まり、集団でそれら意思や主張を他に示す行為

クーデター=軍が関わり政治体制を崩壊させる行為

ただし、ちょっと異なる点もあります。

事はそう単純ではないのです。

トルコ共和国はイスラム教を政治から分離させる形で、俗にいう政教分離でスタートした国です。しかし現在のトルコは政権与党「公正発展党」がイスラム主義の政党であり、エルドアン政権はそのイスラム主義を推し進めようとしています。これに反発する形でクーデターが発生しました。

また、エルドアン大統領が独裁色を強めたことも原因のひとつでしょう。

まるで宮殿のような大統領官邸を建てたり、大統領に反対する人たちに対して強い圧力をかけたりという行動をしています。この辺りが不満に感じたようですね。

実際に、軍はこれまでにこうしたクーデターを過去にも起こしています。最大の要因は「世俗主義」でしょうね。過去のクーデターが発生した際も、トルコ大統領がイスラムに傾倒してきたタイミングで発生しています。

そして、トルコの場合は周辺諸国も関係しています。

トルコは安定している唯一の国として地域の安定の主でした。トルコの周辺にある「イラクは分裂し、シリアはISが存在し内戦状態」と非常に不安定な地域の中にあり、トルコだけは安定した国として世界中から見られていました。200万人以上のシリア難民を受け入れ、対IS作戦では基地がおかれています。

今回の騒動についてですが、一部ではISの関係も示唆されています。ここは不鮮明なので詳しくは書かないのですが、あくまで何かしらの関係があると噂されているだけです。

どちらにしてもトルコの騒ぎによって、ISがテロを起こす可能性もあるでしょう。

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なぜ失敗したのか?

では、どうして失敗したのでしょうか?

その最大の理由は「支持を得られなかったから」です。

今回のクーデターでは軍が関係しているのですが、一部だけです。軍人が関わていたことから”クーデター”という表現が使われているものの、その規模は過去に比べると小さなものでした。実際に過去のクーデターは成功しています。

今回はすぐに失敗を宣言しました。

国民の支持に関してですが、大半が支持をしなかったことがわかっています。トルコ与党の支持率50%以上あり、国民からは中々支持されていることがわかります。

ただし、失敗としても爪痕が残ったことは事実です

クーデターが起きたことそのものが、影響力が低下したことを物語っているわけです。今回は国民からの支持を得られなかったので失敗しましたが、こうした事件が発生してしまったということ自体が不安定な内情を吐露しているようなものです。この隙をISが狙ってくると予想できるので、騒動の鎮圧化に喜ぶよりも、今後の動きに着目していきたいところです。

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