中国一人っ子政策の問題点について|ようやく排除する模様

中国の政策で有名なものといえば、一人っ子政策があります。

違反者に対して非常に厳しい罰則があることもあり、世界中で物議を醸しだしている政策ですね。2015年10月末にようやく廃止することになりました。完全廃止です。

さて、どうして廃止になったのでしょうか。

問題点はどこにあったのでしょうか?

中国一人っ子政策とは

まずは一人っ子政策についてです。

一人っ子政策は、中華人民共和国で改革開放政策が始動した1979年に始まった人口規制政策のことです。

実は一人っ子政策は日本で広まった呼び方であり、正式名称は「計画生育政策」と呼ばれるものです。

出産または受胎に計画原理を導入し、幾何級数的な人口の増加に法規制を加えました。内容としては夫婦間で1人しか子供を産めないというものです。

2人目を産むと罰則があります。

背景にあったのは中国の増えすぎた人口です。そのため、人口を減らすために考案され実施されたものが一人っ子政策というわけですね。

この政策の効果によって現在の中国本土では少子化が進行していました。

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問題点について

問題点がいくつもあります。

1つは”黒孩子”です。

第2子以降は罰金が課せられるので、黒孩子と呼ばれる子供です。これは罰金を避けるために戸籍を持たないということです。戸籍を持たない子供が増えるのは非常に大きな問題といえるでしょう。

特に田舎では黒孩子が多く存在します。

2つ目は”甘え”です。

一人っ子政策では、当然のように子供が1人だけです。なので、親は子供に過度といえる愛を注ぎます。それによって子供はワガママになっていきます。

このせいで社会に適合できない子供が増えたことが問題になっています。

3つ目は”依存”です。

一人っ子を亡くした親たちは落ち込むどころの騒ぎではなく、心を痛めしまいます。そのような状態は中国語で「失独者」といいます。

日本でもペットをなくして悲しむペットロスで悩む人が増えていますが、1人しかいない子供を亡くした親の無念はすさまじいものがあります。

4つ目は”介護”です。

親が高齢化した場合には、面倒を見てくれる子供がいないという問題もあります。1人しかいない子供が嫁いだら親は寂しい生活を送ることになります。子供も仕事があるので親の面倒ばかり見るわけにはいかなくなります。

これらはいずれも一人っ子政策の大きな問題点といえます。

 

ようやく排除

一人っ子政策は徐々に緩和の流れとなっていました。

2015年10月下旬の中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議で、一人っ子政策について言及しました。排除となりました。

これによって中国の夫婦に2人目の子供を産むことを認めると決定しまた。

閉幕後に公表されたコミュニケによると、中国政府はすべての夫婦に2人目の子供を産むことを認め、人口抑制の国策「一人っ子政策」を完全に廃止すると決定しました。

1979年から続いた政策は36年で終止符を打つことになった。

ただし、条件があります。それは「夫婦のどちらか一方が一人っ子の場合、2人目の子供を産むことができる」というものです。この決定の背景には、深刻な高齢化で労働人口が減少し、経済の安定成長に悪影響を及ぼすとの危機感があったからで。

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