思いやり予算のメリットって日本にあるのか考えてみた

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安保法案の可決により、政府は思いやり予算の減額を米側に減額を提案しました。

日本側としては数十億円程度の削減を目指しており、2016年度予算案を編成する12月までに結論をまとめる方針です。しかし、この提案について米側は難色を示しています。

さて、この思いやり予算。

今回はこの思いやり予算について少し考えてみたいと思います。一体、日本にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

思いやり予算とは?

思いやり予算とは、防衛省予算に計上されている「在日米軍駐留経費負担」の通称のことです。

ざっくりいえば、日本を守ってもらうためにアメリカ軍に払っている経費のことです。

在日米軍の駐留経費における日本側の負担のうち、日米地位協定及び、在日米軍駐留経費負担特別協定を根拠に支出されています。この「日本側が負担する米軍の経費=思いやり予算」と扱われます。

正式な名称が付いたのは1978年です。

1978年に在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部を日本側が負担すると決めたことから思いやり予算が始まりました。日米地位協定の枠を超える法的根拠のない負担に対して、円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮した当時の防衛庁長官である金丸氏が「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから、思いやり予算と呼ばれるようになりました。

ただし、アメリカではそのように呼ばれることはなく「駐留国受け入れ支援費」と呼称がつけられています。思いやり予算ではイメージ的に悪いということで、そういった呼ばれ方をされています。

平成26年度予算の「思いやり予算」は1,848億円でした。

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思いやり予算のメリット

さて、ここで考えたいのはメリットです。

この思いやり予算を支払うことにどのようなメリットがあるのでしょうか。アメリカ側としては在日軍の給料が浮いているというメリットがありますが、日本にはメリットがあるのでしょうか?

ずばり”国防”です。

日本には憲法9条が有るので、交戦権を放棄しています。独自の国防が無理なので、アメリカ軍に頼っているのが実情です。米軍の存在無しには国防が完成しない状態なので、日本は「守ってもらっている」という表現が正しいですね。

思いやり予算はそのための金額といえます。日本は戦えないので力がないわけですからね。アメリカ側としても在日米軍基地は重要な中継拠点です。

ただ、デメリットもあります。

そもそも有事の時にアメリカ人が本当に自分達の命をかけて日本人を守ってくれるのか疑問ですね。それに、アメリカ軍人が日本国内で様々な事件で起こしています。

沖縄ばかりに負担をかけている現状も問題といえるでしょう。

 

安保可決でどうなる?

思いやり予算が揺れています。

思いやり予算の支出根拠となる特別協定は、原則5年ごとに改定しています。現在の協定は15年度末に期限を迎えます。

思いやり予算は1999年度以降、日本の財政難を理由に毎年削減されてきました。しかし、日米関係改善のため減額を見送っていました。ただし今回、日本側は「厳しい財政事情&安保可決」を理由に減額を提案するとしています。

集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法が成立しました。 

日本の国防を一方的にアメリカに頼っていましたが、日本も国防に力を入れることができます。

思いやり予算を削り、浮いたお金を沖縄の基地負担軽減などに振り向けることが検討されています。

というか、これが実現できなければ安保法案が可決した意味も薄くなりますね。安保はむしろ思いやり予算を削るために行ったことではないのか、と個人的に思っています。

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