新国立競技場の問題点を簡単にわかりやすくまとめてみました

いろいろな問題が露呈してきた新規国立競技場問題。

今回はその問題点について紹介したいと思います。最初に簡単にまとめ、続いて各問題点を記載していきたいと思います。

問題点を簡単にまとめてみる

問題点についてですが、いくつかあります。

1、予算問題

2、デザイン問題

3、維持費問題

新国立競技場が問題となっている理由がこの3つです。

では、詳しく見ていきましょう。

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予算問題について

その中でも最も注目を集めている問題が予算でしょう。

当初の予算である1300億が、設計段階で倍以上の3000億にはねあがり、批判を受けて1700億円に下がってはいます。それでも、予算がかかりすぎるという点です。

6月末現在では2500億円で調整されているようですが、これでも当初予算より1200億円も高い計算です。

オリンピックの競技場で現在のところ最高額なのはロンドン・オリンピックの800億円であり、新国立競技場がもし仮に2500億円だとすると、その3倍以上ということになります。

政府の財政赤字が膨張しており、予算の逼迫している現在はそのような高額のスタジアムがそもそも必要なのか、各所から問われています。

デザイン問題について

ザハ・ハディド氏のまるで宇宙船のようなデザインは、神宮外苑という場所にそぐわないのではないかとも指摘されています。

余談ですがジャパン・タイムズは社説で「美しい神宮外苑の公園に、うっかり落とされた醜いプラダのバッグのようだ」と酷評しております。

ロンドンや北京のオリンピックのスタジアムは周辺に面積の大きな広場が存在しており、どういうスタジアムかを鳥瞰できるのですが、新国立競技場の周辺には広場はなく、歩行者目線では大きい壁のようなものがあることしか分からないのです。

そのため、歩行者に大きな圧迫感を与えるのではないかと心配されています。

維持費問題について

作ってからの維持費も懸念されています。

旧国立競技場は維持費として年間約5億円かかっていましたが、新国立競技場の維持費は年間35億と試算されています。コンサート会場などとして利用して、使用料を徴収することでまかなうとしていますが、本当にそこまでの収入が見込めるのか、不安視されています。

これらの問題点は大きく、ザハ氏案を維持することはできないと思われます。

旧国立競技場を改修することが考えられますが、旧国立は取り壊されてしまったのでこの案は採用できないですよね。改修についても喧々諤々の議論が行われていたのですが、取り壊されてしまいました。

そこで、今からでも別の案を採用することが考えられます。コンペの中には古墳のようなデザインのものがあり、こういうものの方が分かりやすくていいのではないか、というような意見もあります。

しかし、責任の所在がはっきりせず、司令塔のような存在が不在の中では、思い切った方向転換は難しい情勢です。この優柔不断さには厳しい指摘もあります。東京オリンピックの成功のためにも、良い方向に向かうことが期待されます。

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コメント

  1. 東京五輪・洋魂洋才のエンブレムと国立競技場
               米 田 天 風(鳥取県)
     発表された東京五輪・エンブレムが、仮に盗作ではないとしても、ロゴマークのデザインは客観的に視る人々にとってどんな印象を与えるかが肝心です。ロゴについて理屈で説明してもあまり意味のないことです。見る人にとって制作者の意図やコンセプトは全く解らないからです。印象が一番だと思います。
     デザインについての好き嫌いは、十人十色・千差万別です。しかし、今回作野氏が制作したエンブレムは、何か不吉な予感がしていました。何故なら、ロゴ全体の配色が70パーセントは黒色で埋め尽くされていて、不気味な感じを与えます。オリンピックは「世界の祭典であり、人々に夢と希望そして平和の象徴」となるイメージであることが望ましいと思います。今回のエンブレムにはそうしたイメージを全く感じられない。
     増してや、「2020 東京オリンピックの開催メイン・テーマ」が決まらない内に、エンブレムのデザインを公募したことは、順序が異なります。主催者はどういう趣旨・コンセプトでデザインの公募したのか疑問であり不透明です。おそらく、応募した各デザイナー達は夫々の自由な発想とイメージによってデザインを考案し、そこには主催者のテーマやコンセプトが反映されていません。このことは、新・国立競技場のデザインと設計にも同じことが言えます。いわば「和魂洋才あるいは洋魂洋才」のデザインと設計を許容する結果になりました。特に新・国立競技場については、総事業予算も提示した上で、デザインを公募すべきだったと思います。
     はたして、エンブレムと新・国立競技場二つのデザインには、日本らしい伝統・文化・歴史そして国民の心情を代弁するイメージがあるのでしょうか、疑問です。                   
     どんなエンブレムと新・国立競技場のデザインが良いかは、専門家の意見より広く一般国民のアンケートにより投票で選考すべきです。「2020年東京オリピック」を象徴する国立競技場建設デザインはもとより、エンブレムはイメージとして「夢と希望、調和と平和の象徴」であるべきと思います。その為には「2020年東京オリンピックの開催メインテーマ」をしっかり明記すべきと思います。テーマがなければ、必然的に勝手気ままな和魂洋才あるいは洋魂洋才のデザインになります。

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