東芝問題とはわかりやすく説明すると?

世間を騒がせている東芝の粉飾決算問題。

これによって歴代3社長が辞任するという事態となりましたね。このNEWSの衝撃は日本国内だけでなく、海外でも大きな波紋となっています。

しかし、この問題についてよく理解できていないという方も多いと思います。メディアでは「社長辞任」とか「粉飾決算発覚」みたいなことばかりで中々全容を掴むことが難しいですよね。

今回はこの東芝問題についてわかりやすく説明していきたいと思います。

東芝問題とは?

この問題は2015年の4月に表に出てきました。実際には内部通報で2月に発覚していました。

その内容は「2009年6月~2013年6月に始まったとみられる東芝の営業利益のかさ上げで、最大2000億円規模に膨らむ可能性が出ていた」というものです。これは俗にいう不正会計の可能性ですね。

不正会計とはその名の通り、実際の利益とは異なった金額で会計されていたいというものです。収支を偽装するというもので粉飾決算という表現をすることも多いですね。

不正会計を行うことのメリット

これについては3つあります。ただし、すべて今回のケースに当てはまるかは不明ですが。

☆銀行の借り入れが多くなること

☆業績がいいと社会的信用がアップするので大口の取引が可能になること

☆社長の評価は在任時の業績で決定するので業績を上げるために行った

 

典型的なものは損益計算書の経常損益を意図的に操作して、企業の経営成績を隠蔽し実態より良く見せることが目的とされます。

東芝もこの不正会計を行っていたということで調査を開始しました。

そして、7月20日に調査書が公表されました。2014年3月期までの営業利益の水増しは1700億円を超える規模になると見られています。さらに最終的な損失額は全体で3000億円規模にまで達します。

ただし、不正会計にはデメリットも当然あります。

そもそも不正会計をする背景には「赤字決算は信用不安を招き、営業上不利になることが多い」ことが影響しています。こういった事態をさけるために行われるのですが、投資家からしたら大迷惑ですよね。投資家は会社が開示した有価証券届出書などは正しいという前提で投資しています。

デメリットは”判明した際の社会的信頼が著しく低下すること”でしょう。

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隠蔽と罰則について

この会計問題ですが、3代に渡る経営トップが責任を問われる異例の事態となりました。

そう、つまりは3人の社長が不正会計に関わっていたということですね。経営陣が「チャレンジ」と呼ばれる高めの利益目標を設定して、これを必ず達成するようプレッシャーを与えていたと言われています。

組織ぐるみでの隠蔽といえますね。

ただし、東芝は刑事事件化の可能性は低いとみられています。

市場を欺こうとする悪意がなかったからです。

大量の赤字を抱えながら嘘をついていたわけではなく、東芝は不正会計が行われなくても黒字だったとみられています。営業利益も1兆円とみられており、騙そうという目的はなかったと判断されています。

では、最後にわかりやすくまとめましょう。

東芝問題とは、東芝が素晴らしい業績の企業であるとみせるために利益を水増しした行為のことです。内部告発によってこれが判明しました。

この不正会計には組織的な介入があることがわかりました。

不正会計をすると周囲に業績をよく見せられるものの、今回のように判明すると投資家たちから迷惑がられます。

とはいえ、東芝は市場を欺くつもりはなかったとして刑事罰にはならない模様。

※7月22日午後2時現在の話です※

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