異常震域ってどういう意味?何が原因で異常震域が発生するの?

最近目に触れる機会が多くなった”異常震域”という言葉。

この意味をしっかり理解している人はあまり多くないでしょう。ちなみに某モンスターをハントするゲームでも似たような名前のクエストがありますが、そちらとは無関係ですよ。

地震のときには震源に近い地域ほど大きく揺れるはずが、震源から遠く離れた地域で大きな揺れが観測される現象、またはその地域を「異常震域」といいます。

今回はこの”異常震域”について説明していきます。

異常震域とは?

簡単に言えば上記のように震源から遠く離れた地域で大きな揺れが観測される現象、またはその地域を「異常震域」といいます。

通常、地震では震源からほぼ同心円状に揺れが伝わって、距離に伴い、揺れが減衰していきますよね。

震源地では震度「6」の揺れでも、そこから離れた地域では震度「2」になる。

こういった具合になるはずです。

震源から近い地域ほど揺れが大きくなりますが、異常震域が起こる地震では震源が非常に深く、揺れが減衰しないで、硬い海洋プレートを伝わって、遠くまで大きな揺れが伝搬します。

異常震域という言葉は、2015年5月30日に発生したマグニチュード8.5の小笠原沖地震で、震源に近い小笠原諸島と共に震源から遠く離れた関東が大きく揺れたことや、日本全国の広範囲に渡って揺れが観測されたことによって、初めて耳にした方も多いでしょうか

この地震の震源の深さは590キロと非常に深く、小笠原諸島付近では、フィリピン海プレートの下に太平洋プレートがほぼ垂直に沈み込んでいるため、太平洋プレート内で発生した地震がフィリピン海プレートを伝わって、揺れが減衰しないで伝搬して日本列島が広く揺れたと考えられます。

特に、海のプレートは陸のプレートよりも硬いために、揺れが減衰しないで伝わりやすいと考えられますね。

上記の地震は、震源の深さが590キロでしたが、一般的に200km以深で発生する地震を深発地震と呼ぶことから、震源がいかに深かったかがおわかりいただけるでしょう。

余談ですが、異常震域が起こる地震の震源は、小笠原諸島沖に限ったものではないです。

マグニチュードが非常に大きいものでないと異常震域が起きないというわけでもありません。規模に関係なく発生するので注意が必要ですね。

スポンサードリンク

異常震域が発生する原因

原因は2つあります。

1つは先述したようにプレートが関係しています。

地震波は震源から遠くなるほど減衰して小さくなるのですが、この海洋プレートというのは地震波をあまり減衰させず伝えやすいという性質があります。

これによって海洋プレートの深い部分で地震が発生した場合ですと、真上にはあまり地震波が伝わらないのに太平洋側で大きな震度を観測することがあるのです。

まあ、迷惑なプレートといえますね。

もう1つの理由があります。

それが地盤が弱い場合です。これによって影響を強く受け、遠くの場所であっても強い揺れとなってしまいます。

 

ねねねの一言

怖いですね。

遠くで発生しているからと油断しないことが大事ですね。

日本は地震大国なので常に警戒が必要といえるでしょう。他人事だと割り切るのではなく、いつ不測の事態がやってきても対処できるように備えておきたいところです。

スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 第89回選抜高等学校野球大会の行進曲が発表されました。 発表されたのは星野源氏の『恋』となりま…
  2. 大注目のアメリカ大統領選。 共和党のドナルド・トランプ候補が当選を確実にしたとAP通信が報じま…
  3. AKB48グループを手がける秋元康氏が、新たなアイドルグループをプロデュースすることがわかりました。…
  4. サムスンが大苦戦しています。 韓国サムスン電子は、リコールが発生している新型スマートフォン「ギ…
  5. 2016年も残暑が厳しくなっています。 群馬県では2016年の夏、日中の最高気温が35度を超え…
ページ上部へ戻る