裁判員制度のデメリットとメリットをわかりやすく説明します

裁判員制度が2009年に導入され、7年あまりが経過しました。

様々な問題やら余波があったこちらの制度ですが、それなりに上手く機能していました。しかし、最近になって「声かけ」など制度が揺らすような事態が多々発生していますね。

今回はこの制度の「メリット」と「デメリット」について改めて考えていきたいと思います。

裁判員制度とは?

そもそもこの制度についてです。

裁判員とは、法務省によって選抜された国民によって刑事事件の裁判をする人員とされています。

20歳以上の日本国籍を有する社会人であれば、基本的には参加をする事がほぼ義務化される制度とされています。また、精神上の障害に因って事理弁識ができる能力が欠如している成年被後見人や弁識力が著しく不足している被保佐人は参加不可能となっています。

裁判員になる事ができない人ですが、弁護士を始め弁理士や司法書士といった自由業者、法学部の大学教授並びに准教授が該当します。あるいは、70歳以上となれば参加は免除となります。また、家族を介護しなければならない場合や、仕事をしていて支障が出る場合に関しても同様に裁判員参加は免除される事になります。

要するに「特例がない限りは強制で参加する」というものですね。

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デメリットについて

この裁判員制度ですが、最初にデメリットから論じる必要が在ります。

1つは強制的に時間を取られることです。

上記でもあるように特例がないかぎりは強制となっていますので、時間を取られることになります。

しかし本当のデメリットとしては2つ目の理由です。

裁判員裁判では、刑事事件ですので傷害などの重大事件を国民が担当する事になり、被害者の遺体あるいは負傷した写真を見なければならない事が在り、それによって裁判員が精神的ショックを受ける事が在ります。

心理的な圧迫を受ける事になり、退任後に心理的なストレス障害に悩まされる事がデメリットの典型となっています。

さらに、事件の関係者、特に被告人の知人等から「御礼参り」(警察に通報した人に対し、事件を起こした人物あるいはその関係者が報復をする事です)をされるリスクが在るという事です。逆恨みされるリスクは非常に強く、裁判員が被告人の姿に畏怖をする事は珍しくありません。また、裁判を行う前に、被告人の関係者から声掛けをされるケースが少なくないとされています。

声掛けですが、例え丁寧であっても、それ自体が裁判員に対して脅迫をしている事に変わりはありません。

裁判員は法曹といった法律の専門家ではありません。単なる国民に過ぎず、場合によっては被告人に対して「早く裁判を終わらせたい」という焦燥から冤罪を出す恐れも出てきます。裁判ですが、時間を掛けて公平且つ公正に行われるのが普通であり、裁判員裁判は裁判が行われる日数が短いので十分な審理が行われるかどうかは疑問視されているといえます。

わかりやすく簡単にまとめましょう。

1、強制参加で時間が取られる 

2、精神的なショックを受ける 

3、御礼参りの可能性がある

メリットについて

逆にメリットについても説明しましょう。

裁判員制度のメリットですが、これは法曹だけでなくて国民の声が反映されるという事です。国民が参加するということは、国民のリアルな声を届けられるということですね。また、国民の考え方が反映される裁判形式であり、比較的短い期間で裁判が終わるという事も在ります。

裁判員制度の存在理由ですが、判決と世論との考え方について著しい乖離が在り、これを解消するために創設されたとされています。

社会に関する関心にも繋がる事になっており、司法制度についての親近感が出るというメリットも在ります。

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コメント

    • ぱっつあん
    • 2016年 10月 01日

    市民目線の裁判なんてあってはならない。国会、裁判所、内閣は常に分立し、国民にはそれを監視する義務がある。裁判員制度は裁判所という権力の中に国民を取り込むものだ。国民が国民を裁くのではなく、法律が国民を裁くのだ。そこに国民感情などあってはならない。ある日突然呼ばれ人がなんの知識もなく人の人生を裁いて決めるなんて常軌を逸している。

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