AIIBとはわかりやすく説明する?拒否権を持つ中国がすべてを握っている?

最近名前を聞く機会が多いAIIB。

中国に関連していろいろと名前をききますが、どういった意味合いがあるのかちょっと難しいですよね。NEWSで簡単に説明してもよく理解できない部分があったりします。

今回はこの”AIIB”について触れていきましょう。

 

AIIBとは?

AIIBとは、「アジアインフラ投資銀行」の略称をことをいいます。

アジア太平洋地域のインフラの支援を目的とした国際金融機関で、2013年に中国の習近平国家主席が創設を呼びかけ、今年日本でも話題になりました。

アジアの国際金融機関では「アジア開発銀行」という機関がすでにあるのですが、アジア開発銀行での中国の存在感があまりないことや、中国企業の海外進出などの目的のために、中国が積極的に主導したものです。

アジアの発展途上国にとっては、資金不足からなかなか進まないインフラ整備を支援してもらえるというメリットがあり、AIIBの参加国にとっては、今後成長が見込めるアジアの発展途上国への市場拡大というメリットがあります。

しかし、このAIIBを主導している中国の組織運営の不透明性が発案当初から指摘され、組織としての機能が疑問視されていました。

はじめは、このAIIBに参加を表明していたのは数カ国に留まっており、このままでいくと金融組織として脆弱なものになると考えられていました。ですが、2015年の3月にこの流れを変える出来事がありました。

それまで興味を示していなかったイギリスが参加を表明したのです。

日米欧の主要7カ国会議の場での参加表明は、日本だけでなくアメリカにも衝撃を与えました。イギリスのAIIBへの参加表明の裏には、中国からの強い働きかけがあったとみられています。このイギリスの参加表明後、イタリア、ドイツ、フランスのほか、多くの国がAIIBへの参加表明を発表しました。

ヨーロッパの先進国が多数参加することで、AIIBは国際的な金融機関として体制が整うことになりました。最近の中国の影響力を懸念している日本やアメリカは、AIIBには参加していません。

中国に対して比較的警戒感が低いヨーロッパに対して、日本とアメリカは立場が異なります。これ以上中国の影響力を増大させることは、自国にとっても大きなリスクになるからです。現在、このAIIBが投資銀行として正しく機能していくのかどうか、世界各国が注視しているところです。

スポンサードリンク

拒否権は中国が持っている

中国主導の国際金融機関”AIIB”設立に向けたシンガポールでの第5回首席交渉官会合は5月22日に討議を終えました。創設メンバー各国は、中国が重要な投資案件について実質的な拒否権を持つことで合意したと発言しました。

どうして中国が?

欧州の先進各国も参加しますが、中国は30%弱の出資比率を持つ見通しです。

最大の出資国として大きな権限を握ることになるというわけですね。総裁には中国の金立群元財政次官が就任する見込みです。

ざっくり言えば「中国がすべてを握る銀行」になる感じです。

設立時の資本金は1千億ドルで、1位の中国は約30%、2位のインドが10%を出すことがわかっています。

スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 第89回選抜高等学校野球大会の行進曲が発表されました。 発表されたのは星野源氏の『恋』となりま…
  2. 大注目のアメリカ大統領選。 共和党のドナルド・トランプ候補が当選を確実にしたとAP通信が報じま…
  3. AKB48グループを手がける秋元康氏が、新たなアイドルグループをプロデュースすることがわかりました。…
  4. サムスンが大苦戦しています。 韓国サムスン電子は、リコールが発生している新型スマートフォン「ギ…
  5. 2016年も残暑が厳しくなっています。 群馬県では2016年の夏、日中の最高気温が35度を超え…
ページ上部へ戻る